先週, 近くの
家具屋さん ”トラック”さんが、
ご夫婦でいらっしゃって、観葉植物をご購入なさいました。
いつもユニークな形のものを選ばれるんですが、今回もつい最近仕入先
の展示会で仕入れてきた ”
かしわばごむ”と”
フランスゴム”をご購入さ
れました。
カシワバゴムの木
ふらんすゴムの木
今回は、以前ご購入された”
ブラッサイヤ”とずいぶん昔からおかれて
いる”ザミア”が元気がないとのことで、ちょっと見させていただきました。
その同じ日に、以前購入された
ブラッサイヤがおかしいと別のお客様
から3件ほど電話を頂いたんです。
春気温があがると観葉植物やそれに付随?するものたちも動きはじめる
のでしょうか??
ブラッサイヤにかぎらず、一般的に観葉植物を暖房のきいた部屋で、
部屋をしめきった状態にながいあいだしておくと、カイガラ虫やこばえ
などが発生しやすくなってきます。
とくに葉っぱに葉水をあたえたり定期的に葉をふいてあげずにほって
おくと、病害虫がつきやすくなります。
自然の状態では、これら観葉植物は亜熱帯原産で外で自生してますので、
自然の雨や夜露など、水のシャワーをほおっておいても浴びます。
しかし、鉢植えで部屋のなかでましてや空気がうごかない場所では、
病害虫をとりのぞく自然現象がありませんので、暖房があったり気温
があがってくると相対的に病害虫がつきやすくなります。
トラックさんの
ブラッサイヤは、カイガラムシがついたのと寒さが
原因でした。 カイガラムシがついていたので、戸外にだされたので
すが、雪にあたったそうなんです。 葉っぱがおちていました。
カイガラムシへの対処は、
まず濡れたティッシュなどでカイガラムシをふき取ること。
それから薬剤を噴霧すること。
薬剤はオルトランの溶剤に展着剤をまぜて、スプレー(霧吹き)で
2週間に4〜5回ほど噴霧します。
薬剤についてはカイガラムシ専用のものもありますが、けっこう植物に
あたえるダメージも大きかったりして、ケースバイケースだと思います。
それから、
気温が最低気温が10度あれば戸外の日陰で管理するのか良いです。
(もともと亜熱帯自生ですので5度以下はけっこうしんどい状態で、
ましてや雪や霜にあてるとどうしようもありません。)
あとは、これからだと戸外の日陰で管理していけば新しい葉が芽吹いて
きますので、鉢土のうえに顆粒のオルトランをまき、定期的に葉水を
あたえることをお勧めします。 経験上一番いいのは葉水を与えるとき
に、 HB101を数的まぜてあげると病害虫の予防には効果的なよう
です。 以前は高純度の木酢液も使ってみました。 とても効果はある
んですが、においがけっこう気になる方はNGですね。
”こばえ”についても、オルトランのスプレーを鉢土に噴霧するのと、
顆粒オルトランをあたえるといいかと思います。
これから気温があがってきますので、ちょっと注意して観葉植物を
観察してみて下さい。 なんでもそうですが、早めの対応が一番です。
それでは。
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