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Florista Asaki Today's Lesson
 
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    8月14日(木曜) ニューヨークシティーセレナーデと赤塚不二夫
     先日音楽は時を越えてという話をしました。
    そのときのメキシコ駐在を終えて、日本への帰国のときに聞いた音楽
    もまた、鮮烈な印象とともに不思議とポジティブな記憶のなかで蘇り
    ます。

     あしかけ3年のメキシコ生活を終えて日本へ帰国の段取りとなり、
    本社のはからいで、1泊だけニューヨークを経由して大阪への帰国、
    また南米駐在のものまた米国へ駐在のものもニューヨークで全員集合
    とあいなりました。

    久々に同期入社のものとニューヨークであえるという期待もありました
    が、メキシコのベニートファーレス空港をでるときには、下宿のおばさん
    、3年間ともにくらしたメキシコ人それからスペイン語を教えてくれたり
    ともにすごしたメキシコ人が見送りにきてくれて、思わず胸が熱くなり、
    涙がとまらなくなりました。 日本へ帰国するという喜びよりも、むしろ
    メキシコを去らなくてはならないという悲しみのほうが大きかったような
    気がします。

     日本の本社へは、その当時はテレックスという手段で連絡していたんで
    すが、メキシコの会社より自分の旅程、フライトは連絡されていたそうで
    す。

     メキシコの空港より離陸して窓から見えるメキシコシティー、山々
    ポポカテペトル、イスタクシワトル。。。を見ながらアメリカへ入国と
    なります。
    ニューヨークへ入る前に、ワンストップで乗り継ぎ、ドメスティック
    フライトとして、ニューヨークのラ.グウアルディア空港に到着しました。
     到着後、アメリカ駐在の同期入社のものが出迎えにきてくれていると
    いうことで、づっと彼らを待ち続けました。
    30分。。。1時間。。。2時間待ちますがだれも姿をみせませんでした。
    こちらも、日本本社へ連絡してくれているという情報を鵜呑みにして、
    ニューヨーク在住の同期のものの連絡先の情報をもっていませんでした。
    さすがに、3時間待ち、あちこち探しましたが誰も出迎えにはきていませ
    んでした。

    3時間たったときに、自分のフライトは本社もアメリカの同期たちにも
    ノーケアーだったことに気がついたのです。
     それから、ニューヨーク一人旅が始まったのです。

     英語は、日本をでるときにある程度は勉強しましたが、その当時
    トーイックのテストでも300点程度で最低クラス。 
    とりあえずタクシーに乗り、かたこと英語で話すんですが、ドライバー
    も片言英語だったんです。
     話していくうちに、彼はコロンビア出身ということがわかり、もちろん
    スペイン語で話をすることになります。
    当時1985年なんですが、その当時でもマイアミでは70%の人たちが
    スペイン語をはなし、メキシコシティーのつぎにメキシコ人が多い都市は
    ロスアンジェレスだといわれていました。

    このスペイン語のできるコロンビア人との出会いが、不安を吹き飛ばし
    てくれて、宿泊先の確保から、夕食の場所それからナイトクルージング
    まで手伝ってくれたのです。
    私にとって、実に素晴らしいニューヨークの1泊でした。
    そのときにニューヨークから成田のフライトで聞いたのが、
    クリストファークロスのニューヨークシティーセレナーデでした。

    それはそれは自分にとって素晴らしいニューヨークの一夜でした。

    赤塚不二夫はなんなのかって?
    僕は、メキシコの会社にも本社の海外人事にも不思議と何の感情も
    わきませんでした。
    それよりも、アメリカの同期のものたちがJFK空港でづっと待ち続けた
    ということをあとできくことになるんですが、連絡のミスに対して憤りを
    もつよりも、 ラ.グウアルディア空港で、素晴らしきタクシスタ(運転手)に出会えたことにたいしてとても感銘をうけたんです。
    そう、”それでいいのだ〜、それでいいのだ〜。。。。”の境地なんです。
    先日ご逝去された赤塚さんの葬儀のなかでタモリさんが弔辞をのべられ
    ていたんですが、そのなかで”それでいいのだ”という1節にふれて
    おられました。
    ”それでいいのだ〜”の真髄は、まさしく今の日本の教育、歴史観に
    対する”アンチテーゼ”そのものだと思います。
    おこったことの物事をネガティブにとらえることは、自然の理に反する
    ことだと思います。 もちろん反省すべきことは必用ですが、おこった
    ことは進歩するための必然とどうもとらえるべきではないでしょうか。

     自分におこることは、その人にとって必用なことが誰が考えたかわかり
    ませんがおこっているんではないか?
    自分におこることは それでいいんんです。。ネガティブにとらえるんで
    はなく、それでいいんですよね。。。

    The best that you can do is fall in love...
    あなたにできることのベストは恋におちること。。
    恋は比喩的ですが、何かに夢中になることが最高なんだと。。

    良い歌詞ですよね。

    このあとその会社を辞めたあと、10年後にコロンビアでのビジネス
    展開にコロンビア人を信じるかどうかのポイントはニューヨークでの
    タクシードライバーどの出会いだったのはそのときは知るよしもあり
    ませんでした。



    それでは。
    | 海外 | 00:43 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
    今から30年近く前、ニューヨークでそんなことがあったんですね。

    時を経て、最近このわたしも思うことがあります。いろんな出会い、それに良いも悪いもないのだ。もし良い悪いがあるとすれば、それは人がその出会いをどう思うかだけなのだ。

    まさにバカボンのパパのせりふ、「それでいいのだ!!」
    | 八神かかし | 2008/08/14 5:12 PM |
    かかしさん お久しぶりです。

    ”コメント”ありがとうございます。
    それでいいのだ! と全ての出来事を肯定して生きれば強く生きれますよね。
    | Florista Asaki | 2008/08/25 11:23 AM |









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