blog.florista-asaki

Florista Asaki Today's Lesson
 
<< March 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
CATEGORIES
ARCHIVES
LINKS
PROFILE
NEW ENTRIES
RE-COMMENT
RE-TRACKBACK
OTHERS
<< 8月6日(月曜) チューピタンサス | main | 8月8日(水曜) 観葉植物 置き場所 >>
0
    8月7日(火曜) 植物の管理: 水やり
    今日も大阪はうだるような暑さです。
    外の植物は大変そう。
    中の観葉植物は、ちょっぴり涼しげ。。。

    昨日の続きで、観葉植物について書いてみます。

    おおくくりで話をすると、
    観葉植物の管理のなかでのポイントは以下
    の3点を中心に考えればいいのではないでしょうか。

    1)水
    2)光
    3)二酸化炭素(風のとおり)

    植物が栄養をつくる”光合成”をおこなうには
    上記3点が必要不可欠だからです。

    今日は水やりに関して今まで経験的に見てきたことを
    ご紹介します;

    昨日ご紹介した チューピタンサス を5月に
    ご購入されたお客さまから、翌月初旬に電話が
    かかってきました。
    ”植物が元気がないしとくに葉っぱが元気がない”
    とのことでした。

    鉢植えしたときには元気だったのが、短期間で
    元気がなくなる原因とは何か??

    6月初旬の気温が高くなる季節を考慮すると;

    1)クーラーの風があたる。
    2)水枯れ
    3)水のやりすぎ
    4)日光不足
    5)病気、害虫
    ・・・・
    が考えられるんですが、
    観葉鉢をお部屋に設置したときに
    1)4)は確認しており、東向きで割りと植物に
    とって環境が良いだけに???
    水やりについて電話確認したら、あまり水をやられて
    ないということだったので、十分水をやるようにと
    ご説明したのです。

    その後、また電話があり”葉っぱがおちてくるし枝も
    元気がない”というものでした。
    現場へ出向き確認したところ水のやりすぎによる根腐
    れでした。

    原因は、ご主人が水やりをされていたのに、奥様がさら
    に水やりされていたみたいです。
    お互いご存知なかったみたいです。

    ポイントは、葉っぱが元気がない場合、一般的には、
    水不足をイメージしやすいからではないでしょうか?
    特に暑い時期はなおさらです。
    こちらも、すぐに根腐れをイメージできませんでした。

    必ず水をやる前には、土を触って湿っていたら水やりを
    控えるという選択のほうが賢明だと思います。
    それは、水枯れは水をあたえれば元にもどりますが、
    水のやり過ぎは、復活させるのが困難だからです。

    水やりは簡単なようで実は割りとデリケートなものなのです。
    またその人の主観的な見方が大きく、電話とか言葉で説明
    しても以外とうまくつたわらない場合があります。

    それでは、だれがみてもすぐわかる客観的な指標はないので
    しょうか?
    あくまでも目安というものはあります。
    水やりの目安はだいたい1週間から10日に一回程度ですよ
    と説明します。
    しかし、この数字に縛られてしまって、植物を観察したり
    土を実際に触ることなく習慣的に、水やりをしがちになるもの
    ですよね。 
    実際の水やりは、植物のおかれる環境(南向き、北向き、日当たり、
    季節/夏。冬。。。、)で変わってくるものですよね。

    それと鉢植えの場合は、土の量も関係してきます。 
    プラスチック鉢植えで土の量がすくない場合、
    鉢植えして1まわり大きなものに植替えした場合。。
    土の量が多いと、水がしみこむ量も多いので、
    水遣りの回数は少なくなりますよね。

    この頃、水やりについて考えるのは、
    植物をある程度放任しておいて、本当に植物が水を欲しがって
    いるときに初めてたっぷり水を与えるのが一番いいのかなって?
    夏に直射のあたる戸外におくのは例外ですが、室内での観葉植物は、
    鉢土をさわって、乾いたことを確認してから数日たって水を
    与えるのが理想かなってね。
    どうしてそれが理想と思うかは、私見でもあり体験的にそう思う
    のですが、植物に耐えさせる時間を一時的に与えることによって
    植物がより元気に大きくなるからです。
    一時的に水がなければ、本能的に植物は水をさがそうと努力します
    よね。根は水をもとめて下へ下へと伸びようとします。結果的に、
    根張りがよくなり、土の養分や水をすいあげる能力が増し、より
    元気により大きくなりますよね。

    植物が水を欲しがっているのが分かるようになれば、しめたもの
    です。 それには観察力と、植物にたいする本当の愛情(真に成長
    することを願い育てるとでもいうのでしょうか)が必要なんでしょ
    うけどね。
    その域になるまでは、まだまだ修行せねばなりませんが。

    それでは。
    | 水やりの基本と植物管理 | 13:14 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
    水やりのお話、とても勉強になりました。
    簡単な作業ですけど本当に難しいですよね。
    私もいつか植物の声が聞こえるようになりたいです。
    | yagawa | 2007/08/08 4:14 PM |
    yagawaさんへ
    わかったと思っても、失敗したり、何年たっても素直な目で観察するって難しいですよね。
    | Florirta Asaki | 2007/08/10 2:40 PM |









    トラックバック機能は終了しました。